親の過去の詐欺犯罪が発覚して困難に直面している韓国のラッパーMicrodot(マイクロダト)。はじめには「両親の疑惑はすべて嘘。名誉毀損で告訴する」と強硬な態度を見せていた彼だったが、マスコミの取材の結果、詐欺が事実だと明らかになった今では、態度が一変。レギュラー出演中の番組「都市漁師」などでも撮影の中断されてます。
詐欺事件が起こったのは、1999年。堤川(ゼチョン)という地方に住んでいたMicrodotの家族。彼の両親は親戚を含む近所の人たちに約20億ウォンを借りた後、そのままニュージーランドへ逃走。 Microdotと彼の兄弟たちには(兄の一人も韓国でラッパーとして活動しているサンチェス)その前から英語を教えていた跡があったと。計画的な犯罪だったことを予測させる証拠ですね。
そして1999年の韓国だとしたら、IMF事態の直後で、「全国民にトラウマを残した」と学者たちが回顧するほど深刻な経済沈滞の時期。また、日本とは異なり、韓国はずっとインフレが発生したため、1999年当時の20億ウォンは、現在の価値では約60億〜100億ウォン(6億円〜10億円)に相当する金額になるほどの巨額。親戚まで詐欺の対象に狙ってた部分は、人間を諦めていたんじゃないか?あまりの巨額だったので、当時の新聞にでる程度だだったせいで、99年当時の新聞記事が参考資料として出回ったりしました。
Microdotはわずか4歳だったので、当時の状況を認知することは無理。しかし、彼の知名度が上がり始めた数年前から詐欺の被害者(つまり、子供の頃に彼・彼の兄弟と一緒に遊んでた友達)が連絡を試みたが、答えはなかったと。それにアカウントをブロックして、声を掛けられないようにしちゃったと。親の罪を子供に問うことはできませんが、すでに犯罪事実を認知していたのに何もしなかった点で非難を避けられないでしょう。
何年前から人気はゆっくり上がっていましたが、先週に出演した最高人気の芸能番組「ナホンジャサンダ (私は1人で暮らす/Home Alone)」がクリティカルになったと思われます。話題の中心になったとたん、人たちの興味を起こさせなかった親の詐欺履歴が急に浮かび上がってきたのです。放送が出てからレギュラー番組で出されるまではわずか6日…あっという間ですね。
Home Aloneで見せた彼の家は、ソウルの富村の一つである蚕室(ザンシル)に位置する、その場で現存最大規模の団地(6864世帯)を誇るパークリオ・アパート。彼は「(自家でなく)家賃払ってます」と強調したが、その家賃はほとんどの会社員のひと月の給料ぐらい… 下の写真の遊歩道路がアパート団地の一部です。
この騒動でMicrodotの親が「韓国に入国する。ただ今はパスポートがないから作ってから行くので3週間後に。」と話したと。Microdotは韓国国籍がなく、ニュージーランド市民権だけを持っており(この場合韓国の男性の義務である兵役も除かれます)、親も韓国の国籍は放棄したものと思われる。しかし、ニュージーランドの同胞居住者からは、「ファーストトラックに申請すれば3日でパスポートもらえる。それに子供が韓国にはあるのに、親がパスポートがないことは嘘に決まってる。財産を隠匿するための時間が必要だからそういってるはず」とし非難が殺到。
韓国警察も「自主に出席を要求しようとしたが、Microdotの親と連絡がつかない。インターポールに赤手配を要請する」と強硬な態度を示しました。 (偶然にも今月、インターポール総裁に韓国人が赴任。この事案に関係はないですが、絶妙ですね)
韓国の法律上、逃避目的で海外に出国した場合は、時効が停止。20年前のことであっても、罪を問うには問題がないそうだと。ただし、被害者/加害者の両方が田舎の農家の人たちだったので、銀行へ行くのも容易ではなったため書類の作成もせずに、現金でお金を借りてくれたケースが多いそうです。悲しいけど、被害者が金銭的に補償を受けるのは難しいだろうという予想ができますね。
そしで、Microdotの両親の犯罪は詐欺だけではないという噂も?!
ここからは、実際には確認されていない噂です。
Microdotの親の詐欺関連の記事についてたコメントを翻訳してみました。
(要約)これはどうしよう?ニュージーランドで偽の離婚して母親が未亡人手当を受けたのは?父親は韓国から来た女性と永住権を受け入れてあげる条件として、5億ウォン(約5千万円)もらって偽装結婚したのは?韓国の警察に引渡される前に、ニュージーランド警察と移民局で逮捕されないかな。ニュージーランドの政府へ課徴金払ったら韓国の詐欺被害者にあげるお金はなさそう。偽装結婚の間に、実際の夫婦が一緒に住んでた証拠が探してみるかな?オークランドは狭いよ。