韓国のアイドルは給料を受けることではなく、利益発生の時に契約された比率に応じて事務所と分配する「定算(じょんさん)」という方式で収入を受けることが多いです。多いというより全部かな。これ以外の場合は、まだ聞いたことがないですから。この「定算」については、次にポスティングする予定で、今日はWanna One(ワナワン)の定算と再契約の話をしたいと思います。
1年半は早かったね…
ワナワンは話題の番目Produce101シーズン2で結成され、韓国ではデビューの時から今まで超人気アイドル。
番組の始まりから決まっていた1年半の活動期間が過ぎて、契約満了が到来しました。
それでワナワンのマネジメント担当社から再契約を打診したが、決裂。予定通りに今年12月31日に解散されることになったと発表がありました。
その再契約の条件は以下の参列に要約できるとね。(公式に知られているものではありません)
1)期間は3年
2)1年に3ヶ月だけワナワンとして活動し、9ヶ月は自由に個人的な活動が可能
3)破格の契約金を提示
韓国の法律上、芸能人の契約は最長7年とは何度か書いたことありますが、再契約の場合はアティストの方から7年の長期契約はあまりしたがらないので3年だけ延長することは多いです。特別なことではありません。
No.2の条件が特異ですね。どうしてもメンバーたちの元の事務所は人気がたかいうちに活用したがるはずなので、1年に3ヶ月だけワナワンとして活動しようという条件を出したそう。そでに再契約に合意するだけで支給される高額の契約金まで。
誰かは知られてないですけど、再契約に反対するメンバー(あるいは事務所)と賛成するメンバー(と事務所)が分かれたそうです。賛成するメンバーだけを集めてユニットとしで活動しようとする案もあったとしますが否決、結局は解散に仕上げされました。
I.O.Iの前例を見ると、派生されたグループの成績が良くないのでワナワンとして人気を維持する方がいいじゃないかと思えますが、収益の配分がどうなるかを見たら理解できます。
これは多数の記事で報道されましたので事実ですよ。まず益金の25%はProduce101の放送局であるCJ E&Mが、それからまた25%はワナワンのマネジメントを担当する会社が持ちます。残りの50%だけが、各事務所の分け前になります。
利益の半分が先取りされてからのパイを、9つの事務所(11人のメンバーの中でユン・ジソンとカン・ダニエル、パク・ウジンとイ・デフィは同じ事務所なので)が分けて持つ、ということ。だから「うちの子をよく活用すれば、ワナワンの益金から分けてもらうお金よりは稼ぐことができるんじゃないか」と思う事務所もあるでしょう。
また、新人グループを作る計画があれば、そのメンバーに参加させて自社のグループを成功させるのがビジネスのしてはいい選択になるかもしらないし。
そうしたので利害の関係が交錯してしまい、活動の延長契約にみんなが合意をしていないまま予定通り解散。という結果になったようです。
ところで、このニュースをIZ*ONE(アイズワン)のファンにはすごい朗報に思われているそうです。ワナワンに再契約の提案があったように、2年6ヶ月の期間限定で始めたIZ*ONEもよく売れ続けたら再契約してもっと長い間の活動もできるんじゃないかという希望がうまれはじめたそうです。(笑)特にIZ*ONEの子たちは(韓国アイドルとしては)年齢が低いので2年半は足りないという意見がおおかったですからね。