えっと…今日の文は一般常識です。「韓国の兵役義務・徴兵制度」についてです。韓国の男性芸能人好きな方は必見ですね笑
情報サイトのTerminal Kの項で書きましたけど、このブログでは例を多く引いて書きますね。
簡単に分けると、兵役対象の人は現役・公益・免除の三つで分けられます。
1)現役：＝軍人。大体はこれです。
2)公益：＝公益勤務要員、または社會服務要員。軍人にはなれない体・健康に問題がある場合、学力（中卒以下など）の条件が合わない場合など、「現役で服務するには当たらない場合」。
区役所、地下鉄駅などの行政機関で働くことで兵役義務を代えます。
公益で服務した＝兵役義務終えた（O）軍人だった（X）
公益で服務したアイドルは、
Super Juniorのヒチョル、キュヒョン：交通事故の後遺症
Super Juniorのイェソン：ヘルニア、持病のじん臓病（…Super Juniorは健康でさえ平凡ではない感じ…）
元東方神起、JYJのパク・ユジョン：持病のぜん息
2PMのジュノ：肩の負傷
ぐらいがいます。
3)免除：公益勤務要員でも働けないほどの体・健康に問題（障害者、または障害者に近いほどの不便）などがある場合、
そしてオリンピックなどの世界大会でメダルを取るなど「国威を宣揚したと『法律で定められた条件』を満たした場合。芸能人は当たりません。芸能人が免除されたことは身体の問題だけですね。
韓国国籍がないケースは「免除」じゃなくて「対象者じゃない」ケースです。
ex) NCTのマーク（カナダ生まれの韓国系カナダ人。カナダ単一国籍）
NU’ESTのアロン（米国生まれの韓国系米国人、米国単一国籍）
二重国籍も兵役義務の対象者です。外国単一国籍だけが非対象になります。
SEVENTEENのバーノンは韓国・米国の二重国籍で、対象者です。
「韓国男性芸能人の兵役」について話したら絶対欠かせない名前があります。ユ・スンジュンです。
ユ・スンジュンっていう90年代の超有名歌手について文書いたことありますね。
二重国籍だった彼が兵役義務終えずに米国へ逃げた事件は「兵役法まで改正されるほど歴史的な事件」だったのです。
それが2002年のことですけど、2011年~2013年まで公益勤務要員で服務したSuper Juniorのキム・ヒチョルは免除になれる健康の問題*があったけど兵務庁の人が「ユ・スンジュンのことご存知ですよね？公益要員でも服務する方が（芸能人としてあなたの未来のために）いいじゃないですか」と勧められたと述べたことあります。兵役義務から逃げる芸能人を悪い目でみるのは20年ほど経った今も同じです。
*ヒチョルは2006年起きた交通事故の後遺症でSuper Juniorの舞台からずっと登場分量が減ってきた末に、今年の「SUPER Clap」の活動には「負傷が耐えないほどになった」と完全に不参加しました。
じゃ、戻って現役と公益で服務の形が分けられるとしましたね。
服務期間が全部同じことではなく、2020年基準で18ヶ月（陸軍・海兵隊）、20カ月（海軍）、22カ月（空軍）になります。芸能人は短く服務して本業に戻りたがるので陸軍以外はないとみてもいいです。陸軍以外が例外の感じ。
「義務警察」で服務したSuper Juniorのチェ・シウォンと東方神起のチャンミン。警察だから軍とは異なる形ですけど大きな分類は陸軍みたいにしてます。服務期間も陸軍と同じ。服務する時には警察の階級を従うけど、義務服務を終えたら「陸軍兵長」になります。どうして？と聞かれたら…そうなってます…行政的に…
理解やりにくいなら現役か公益勤務要員か仕分ける一番簡単な方法は最後の日に制服を着ているか私服を着ているかを見ればいいです。
制服が現役。
SHINWHAのジョンジン。公益勤務要員でした。私服ですね。
元ZE-A、俳優のイム・シワン。陸軍で服務しました。制服ですね。
上のシウォンとチャンミンも制服ですよね。警察なら行政機関で働いたことだから公益勤務要員じゃない？いいえ、現役です。複雑ですか？（笑）
公益勤務と現役は服務終えることを意味する単語も違います。公益勤務は「召集解除」されることであり、現役は「転役」または「除隊」することになります。
入るときの写真では仕分けられません。公益勤務要員としても一応4週間の基礎軍事訓練は受けます。髪を刈って訓練所入ります。公益勤務要員で服務したSuper Juniorのヒチョル（上）と現役で服務しているEXOのシウミン（下）の入隊日写真です。髪は同じでしょう。
韓国人は誰でも慣れていることですけど外国人に説明しようとして書いたら複雑ですね、これ…
韓国には「片目の世界では両目が非正常」っていう言葉がありますけど、これにピッタリですね。韓国は50年以上徴兵制度続けて来た国だから男性だけじゃなく女性でもこのシステム慣れてます。父・兄・弟・仲間・上司・同僚・旦那・息子すべてが行くのが軍隊ですからね。
韓国人の立場ではK-POP好きな外国の方たちに、この「1年半好きなアイドルを見られない期間」がどう映るか想像してみると面白いですよ。
とても詳しい解説、ありがとうございます。大作を書かれて、お疲れでしたでしょう…笑
最後の日に制服を着ているか、私服を着ているかという見分け方、とても分かりやすかったです笑
シウォンとチャンミンの警察服姿、なつかしいですね。
そういえば、どうして陸軍に行く方と警察に行く方がいるんでしょうか？自由に選べるのでしょうか？それとも、行政が強制的に決めるのでしょうか？
（とてもわかりやすい記事でした。ですが、一つだけ。「Super Juniorは健康でもトラブルメーカーですね」という文章について、日本では「トラブルメーカー」という言葉はとても悪い意味です。良くないことをする人、という意味があります。病気や怪我は、意図して行ったことではないので、キュヒョンやイェソンが悪いことをしている、というように読めてしまって違和感がありました。
決して、「文書を直してください」というわけではありません。あどみんさんの気分を悪くしてしまった申し訳ありません。決して、文句を言っているわけではないことを、どうか分かってもらえたらうれしいです。ただ、単純に、日本人の感じ方をお伝えしたかっただけです。いつも、質の良い記事をありがとうございます。）
気軽く書き始めたですけど苦労でした笑。韓国人には常識なのに説明しようとしたら難しすぎですよね。
陸軍が基本みたいな感じで、特に選ばないと陸軍になります。
その他の海・空軍、海兵隊、警察には志望して選ばれた人だけが行くことができます。落ちたら陸軍。
一般人は普通好み（海が好き・空軍に憧れ、警察は都市にいられるなど）、または海・空軍は服務地が少ないからどこで服務するか予想できる（陸軍は全国に広がっているから）ことが好きだから、などの理由で選ぶことになりますが、
芸能人は手加減してもらえる方を選ぶケースが大分です。シウォンとチャンミンも警察広報団として服務し、慰問公演多くしたでしょうね。
普段の部隊で飯炊き兵しているEXOのD.O、助敎で服務したイム・シワンみたいな一般人と同じように服務したケースも少なくともありますけど。芸能人は芸能人としてできることに活用することが軍の方もいいから芸能人のための席がある所を選ぶ方が多いのです。
トラブルメーカーは英語圏のDevilが本意味は「悪魔」だけど「魅力的な異性」にも使うみたいな感じで書きましたけど（ヒョナと元BEASTヒョンスンのユニット名がトラブルメーカーでしたね）、日本ではそう書くダメなことですよね！
これは直すはずだと思って書き直しました。イェソンは事故でもなく病気ですし涙
こんなコメントは本当に丁寧にありがたいこどです。無料に文を校訂してもらうなんてありがたくて堪まらないです(人∪`*)
なるほど！じゃあシウォンとチャンミンは志望して選ばれたんですね！
やっぱりそうですよね、あどみんさんのように言葉のバランス感覚が良い方が、突然悪口を書くわけないと私は思っていました…！
たしかに、CUBEにトラブルメーカーっていうユニットがあったのは知っていましたが、その後のヒョンスンのトラブルなどもあって「韓国でもトラブルメーカーって悪い意味なんだ」と勘違いしてしまっていました…。
本来、韓国ではそれほど悪い意味ではないんですね！よかったよかった…。
「無料に文を校訂してもらう」と言っていただけて、「言わない方が良かったかな」と思っていた私の気持ちが救われた気がします。ありがとうございます。
これからものびのびと記事を書いてください！楽しみにさせていただきます！
はい、悪童（「悪い」よりは「いだずらっ子」の意味）の大人バージョンぐらいの意味で私は書いたのです。私はアイドル博愛主義です笑 だからこんなブログもやれるのだし…
やんもさんのコメントはいつも力になります。また頑張りますね！
あどみんさんは本当にアイドル博愛主義だと思います！
私も嫌いなアイドルがほぼおらず、カルチャーとしてK-POPをリスペクトしているので、共感します！