BTSが4番目のフルアルバム「MAP OF THE SOUL : 7」を発表しましたね。今年ジンが入隊する年だからこれが完全体として(しばらく)最後のアルバムになる可能性もあり、韓国初動記録も更新し、色々意味深いアルバムです。
4番目のアルバムなのになぜ「7」か?としたら、メンバー7名の(デビューから)7年間の話を語るアルバムだから、とね。
木曜日M Countdownで披露した「Black Swan」と「On」。
金曜日Music Bankで披露した「Black Swan」と「On」。
米国The Tonight Showで披露した「On」。ニューヨークのグランドセントラルターミナルで撮影しました。多くのダンサーを活用した振り付けにピッタリの場所ですね。
ジン入隊前最後のアルバムだろうと予想するわけはやっぱりワールドツアーで忙しいだから、ですがコロナのせいで…4月にワールドツアーの始まりだったソウルコンサートはキャンセルを決定しました。外国で来るファン多いから早く決めた方がいいですね。
「ON」は、これまでの活動を締めくくるような、そんな壮大なテーマとMVと曲でしたね。
最近のBTSのタイトル曲は、「① K-POPの要素をもったポップソング」という要素と、「② USのトレンドのヒップホップ」の要素を上手くミックスさせていたと思います。Not Today、DNA、IDOLなどが明らかにそうだと思います。
しかしながら、今回のアルバムは、テーマが「SHADOW」です。テーマに合わせた曲をつくとするならば、ポップソングにすることはできなかったのでしょう。だから、 ① の要素を入れることはできない。よって、② の要素だけが残って、「ON」が生まれたのだと思います。
ですので、私は最初に「ON」を聴いた時、「BTSの個性がなくなって、ただの普通のUSの曲になってしまった」と驚いてしまいました。
でも、もちろん、その後しっかり歌詞を見て、曲もちゃんと聴くと、もはやK-POPの枠を超えて、彼らにしか表現できないメッセージとミュージックが詰め込まれていることに気づき、感動しました。
彼らはアイドルだし、アーティストだなと思いました。
ブルピンのKill This Loveについても「アメリカ狙いすぎ」っていう意見多くありました。狙えるなら大きいマーケットを狙うことが当然なチョイスですが、とかく内需も外国ファンもどっちも満足させなくなっちゃうからリスクもありますよね。
BTSは外国から反応が来始めた頃からずっとそれについて悩んでいることが歌でも表現されたと思います。(私が感じたのはDNA後から?)
歌はいい曲も、正直言ってBTSぐらいのグループには足りない感じの歌もありましたが(事務所の働き方気に入らないですまだPdoggさんがメイン作曲家なんて怒怒)おっしゃった通り彼らの力はメッセージにあると思います。特にメンバーたちが作詞に参加するからもっと。
誰も行ったことのないところまで行ったのに、「ここにいくらいられるか」「もうすぐで落ちてしまう」などの不安を抱えてる人間としての不完全性が文化の違いにかかわらずグロバルのファンに伝われるのじゃないか、とも思います。
ブルピンのKill This Love、言われて初めてアメリカっぽいと思いました。私からすると、TEDDYの個性がすごく良く出ていて、2NE1から続く「ポップなヒップホップ」の最新版、という感覚でした。
でも今の若い方からしたら、2NE1のヒット曲も知らないでしょうし、TEDDYさんの曲だということもほとんど知らないのでしょうね…。時代を感じますね。
あどみんさんのおっしゃるとおり、最初の変化は私もDNAの時に感じました。「アメリカの割合が増えたな」と思いました。
Pdoggさんを働かせすぎですよね笑
事務所での働き方も、アメリカ風にもっと改革していってほしいものです。
「誰も行ったことのないところまで行った」まさにその通りですよね。その高みから届けられた音楽が「ON」だった。私はそう思います。だから、「BTSらしくない」「K-POPじゃない」のような批判は、ちょっと間違っているように感じます。彼らはもうそれを乗り越えているのだと思います。